引用元: ・バーン「ハドラーよ、2020秋アニメのオススメは何だ?」
https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=5947
https://usurainfo.com/
二期以降のものはナシでお願いします
リメイク、リブートは二期ではないとします
ギャルと恐竜は過去にやっているので今回は除外でお願いします
ダイの大冒険は最後にやります
憂国のモリアーティ 了解
ハドラー「ほう……不死騎団長ヒュンケルか、いいだろう」
ヒュンケル「今期は「憂国のモリアーティ」こちらを進言いたします」
バーン「うむ……」
ヒュンケル「モリアーティは義賊として描かれ、腐敗した貴族を、貴族に恨みのある人間に協力して成敗する、という話が多い」
ハドラー「なんかホームズのアニメって多いな…」
ヒュンケル「うむ、すぐに思い出せるだけでも4つ5つはある」
ヒュンケル「今回はいわば、ホームズをベースとした必殺仕事人」
ヒュンケル「19世紀ロンドンの風景が緻密に描かれ、また当時の社会情勢と絡めた事件が多い」
ヒュンケル「ゴシック作品としても王道の舞台だ、安泰というものだろう」
ザボエラ「ひょっひょっ、さすがは不死騎団長どの、慧眼ですのう…」
ヒュンケル「む、ザボエラ……」
ザボエラ「ひょっひょっ、いや、ワシはこの作品にたいへん満足しておる」
ヒュンケル「なに……」
ザボエラ「ワシはこれでもホームズは原典ですべて読んでおる」
ザボエラ「マイクロフトだのアイリーン・アドラーだの」
ザボエラ「同時代のイギリスの有名人だのが出てくるとワクワクするのう」
ハドラー「うむ、あいつをああ描くか、みたいなものも多いな」
ザボエラ「しかし、ホームズを原典で読んでいなければ味わえぬ感覚……」
ヒュンケル「うぐ……」
ザボエラ「悪役もわかりやすい悪人ばかりで、ホームズを知らぬ者にはただの必殺仕事人でしかない」
ザボエラ「貴族を殺害して世の中を変えるというのも賛否ありそうじゃし、全員が楽しめるとは限るまい……」
ヒュンケル「うぐぐ……」
ハドラー「ううむ……さすがはザボエラ、痛いところを…」
バーン「そのぐらいにいたせ、ザボエラよ……」
ザボエラ「ひょっ!?」
バーン「余はそういうものもそれなりに楽しんできた」
バーン「すべてを理解できずとも、心のどこかに経験として残り」
バーン「長い時間をおいて原典に触れたとき、ふと思い出してアハ体験となったりするものだ」
バーン「モリアーティ教授は原典でもあまり掘り下げられておらぬだけに、自由に動かせる長所がある」
バーン「きっと満足できるエンタメを提供してくれるだろう」
ザボエラ「は、ははーーっ、いえワシの心配など万が一の用心というもので……」
ヒュンケル「……」
バーン「では、この憂国のモリアーティ、余の視聴リストに加えよう、予約を頼むぞ」
ヒュンケル「ははーっ」
バーン「うむ、青い鳥文庫のやつをな…」
ハドラー「そ、そうですか」
バーン「では次は、>>16について意見を聞こう…」
魔王城でおやすみ、了解
バーン「うむ……申してみるがいい」
ザボエラ「今期は「魔王城でおやすみ」これでしょうな」
ハドラー「うむ、やはりそれを持ってきたな」
ザボエラ「助けが来るまでの間、安眠を求めるために自由奔放に暴れまわる、という話ですな」
バーン「うむ……魔王タソガレの城だな、以前はときどき旅の扉で遊びに行っていた」
ハドラー「そうでしたか」
ザボエラ「動き回る子供を見るようなハラハラとした笑いが楽しめますのう」
ハドラー「うむ、ギャグとしての破壊力は抜群だったな」
ザボエラ「序盤の暴れっぷりも痛快ですが、中盤以降、魔王軍と姫との関係性の変化などにも注目ですのう」
シャキーン シャキーン
ハドラー「? なにか音が……」
クロコダイン「俺もこの作品には注目していた」
ハドラー「おっと……獣王クロコダインよ、お前もか」
クロコ「言わずもがな前者二つに訴える漫画は山のようにあるが、睡眠欲というのは新しい」
クロコ「本能の求めるままに暴れまわる姫と、それが満たされた時の幸せそうな寝顔」
クロコ「途轍もない迷惑をこうむりながら、寝てる子供の前では怒りも立ち消えてしまう、そんな気にさせる作品だ」
ハドラー「ほう……ベタ褒めだな」
バーン「うむ、余は「佐伯さんは眠ってる」などのアニメ化も期待しておる……」
バーン「姫が水瀬いのりというのも期待通りだ、石川界人の演じるキャラとの絡みに注目だな…」
ザボエラ「ひょっひょっ、全方位にスキのないというもので」
ガーン ドカーン
ハドラー「なんか音が……」
バーン「そういえば……寝具を求めるといえば、余も自慢の逸品があるぞ」
ハドラー「そうなのですか」
がしゃ がしゃ よいしょ
ハドラー「それは一度見たいものですな」
バーン「うむ、後で皆に見せよう」
バーン「よし……ではこの魔王城でおやすみ、視聴リストに加えよう、予約を頼むぞ」
ザボエラ「ははーーっ!」
ハドラー「すんなりと決まりましたな」
バーン「ふっふっ……たまには良かろう」
バーン「では次は、>>28について意見を聞こう…」
くま クマ 熊 ベアー 了解
バーン「うむ……クロコダインよ、申してみよ」
クロコ「今期は「くま クマ 熊 ベアー」これを進言したい」
ザボエラ「ほう……獣王どのがそれを」
クロコ「様々な能力を秘めたその着ぐるみを駆使し、世界を渡り歩くという話だな」
ハドラー「ふむ……いわゆるなろう原作アニメだな」
バーン「岩倉玲音のパジャマを思い出すな……」
ハドラー「また懐かしい名前を…」
クロコ「かわいさを前面に打ち出した作品ではあるが、内面的成長なども描いているし」
クロコ「地域に受け入れられていく様子などが実に心地いい」
クロコ「広い世界を旅している、という感覚が味わえることだろう」
ハドラー「うむ、なるほど…」
クロコ「……なろう原作であることが何か」
ハドラー「ミストバーンよ、なろうだからといって…」
ミスト「そうではない、この作品、原作は250万字を超える大長編」
ミスト「なろうの大長編によく見られるが、大きな波のない話が多い」
ミスト「12話前後も視聴させるパワーがあるかどうか…」
ミスト「制作もまだ新興のEMTスクエアード、全幅の信頼とは言えぬ」
クロコ「むむ…」
ハドラー「すごく真面目に意見されたな……」
ハドラー「お、竜騎将バランか……姿が見えなかったが」
バラン「なろうを読み漁っていた、リンガイアも週3ぐらいで潰してたが」
ハドラー「ほう、つまりこの作品も読んでいたのか」
バラン「うむ、武装召喚士とか竜峰の麓とかと合わせてな」
ハドラー「超竜軍団は暇なのか…?」
バラン「長いわりにとにかく非常に読みやすい物が多い、商業連載ではありえない作風だ」
ハドラー「ふむ」
バラン「淡々と続く日常の良さ、インパクトばかりを打ち出す昨今において、忘れられがちな一面でもある」
バラン「時間を忘れる娯楽とはそういうことだ、そうは思わぬか」
ミスト「ふむ……」
バーン「なろう原作アニメは今後も予定されていることだ、その中でも今回のこれはかなりの注目作」
バーン「見ておくに越したことはあるまい、予約を頼むぞ…」
クロコ「ははーーっ」
ハドラー「うむ、魔王軍の皆で見れそうなアニメですな」
クロコ「助けられましたな、バランどの」
バラン「ふ、獣王クロコダインどのが推薦するアニメだ、応援せずにはおれぬ」
ハドラー「バランってクロコダインめっちゃ推すよな……」
バーン「では次は……>>40について意見を聞こう」
ハドラー「うお、フレイザードか、なんだか今日は一段と」
フレイ「メラゾーマァ!!」ゴオオオオオッ
ザボエラ「ぬぎゃー!?」
ハドラー「何すんだお前!?」
フレイ「ククククク! ちょっと興奮しただけだゼ!」
フレイ「クククッ! 今期は「トニカクカワイイ」これ以外にありえねエエエエェッ!」
バーン「ふむ、ハヤテのごとくの作者の新作だな……」
フレイ「年齢的には高校生ながら、美人の嫁さんと結婚することになった主人公オオオ!」
フレイ「そのドキドキでイチャイチャな新婚生活を描く話だゼエエエ!」
ハドラー「ちょ、ちょっと落ち着け」
フレイ「Seven Arcsっていいアニメ作るよな」
ハドラー「そんないきなり落ち着くなよ」
ハドラー「呪術の虎杖と同じというのがちょっと意外だな」
ミスト「……しかし、見たところ普通のラブコメのようだが……?」
フレイ「クククッ、俺は健二郎って漫画家をナメてたぜ……」
ハドラー「ほう?」
フレイ「二人は夜のうちに婚姻届けを出したり、ドンキで布団を買ったり、何話もかけて一つの夜を描く……!」
ウレイ「その特別な時間が流れている感じ! 夢心地みてぇな空気感!」
フレイ「オレは確信したのさ! これは間違いなく名作になるとなア!」ゴオオオッ
ザボエラ「おおっ……なんという気迫じゃ」
ヒュンケル「氷のほう溶けてるけど大丈夫か」
バーン「余もハヤテはずっと見てきたからな……畑健二郎の原作となれば、見ないわけにもいくまい」
バーン「このトニカクカワイイ、視聴リストに加えよう、予約を頼むぞ」
フレイ「ククッ、おおせのままに……!」
フレイ「だんだん嫁さんがデレてきてイチャイチャも濃くなってくな」
ハドラー「ふむ」
フレイ「50巻ぐらいでふたりエッチみてェになると思う」
ハドラー「サンデー廃刊になるわ」
バーン「では次が最後だ」
バーン「ハドラーよ、お前が推薦する作品について聞こう……」
バーン「うむ……」
ハドラー「いわずと知れたジャンプ黄金時代の名作、29年ぶりの再アニメ化でございます」
ハドラー「現在までも休むことなく語られ続ける、まさに不朽の名作です」
バラン「ここ数年で一気に整理されたのか、ソシャゲに据え置き、そして遂に再アニメ化だな」
フレイ「ククッ、しかも土曜の朝アニメだゼ、日本中の子供をオレがビビらせると思うと興奮するねェ……」
ヒュンケル「オレたち六大軍団長を演じるのも豪華極まるキャストだ。まさに盤石の布陣」
ミスト「東映アニメーションの真価に期待せざるを得ぬ……」
キルバーン「(物陰から)フフッ、旧アニメでは出番が少なかったけど、今回はカッコいいとこ見せられるかなあ」
ハドラー「誰でも子供時代にドラクエと関わり、ドラクエの思い出を持つもの……」
ハドラー「そしてダイ大は王道そのものの冒険活劇」
ハドラー「必ずや全世代が楽しめる、尊い宝のようなアニメとなることでしょう……」
バーン「うむ……」
バーン「ハドラーよ、そして他の軍団長たちよ、思えばこの会議も長いが」
バーン「お前たちが失態を犯したことも確かにあった」
ザボエラ「うぐっ…」
ヒュンケル「うう……」
バーン「たとえば2015年夏アニメ、お前たちは様々なオススメを挙げたが」
バーン「あのクールは全員、監獄学園とモンスター娘の話しかしてなかったではないか」
バラン「ううっ…」
ハドラー「……」
バーン「まずお前たちは2018年秋、話題をかっさらっていったグリッドマンとゾンビランドサガに触れなかった…」
バーン「ヴェルザーがオススメしてくれなければ見逃すところであったわ」
ハドラー「あのかた佐賀にマンション買ったらしいですな…」
バーン「アニゲラで杉田智和が猛プッシュしていなければ見逃すところだった」
ハドラー「すごいハマりっぷりでしたな……」
バーン「そして2015夏の一件……」
クロコダイン「ううっ……」
バーン「……」
バーン「ふ……いや、もうやめておこう…」
ハドラー「……?」
バーン「自分には合わぬことも、名作を見逃すこともある……」
バーン「だが、だからこそ面白い」
バーン「来期アニメ一覧を眺め、下調べをして、どれを見ようか考える」
バーン「その時間にこそ価値があるのだ」
バーン「そうして出会ったアニメ、たとえ駄作だとしても、人生の貴重な経験となることだろう」
ハドラー「その通りですな」
バーン「いよいよ我ら魔王軍の地上侵略を開始する」
バーン「人間どもを打ち滅ぼし、魔族の天下を作り上げるのだ」
六団長「ははーーーっ!!!」
ハドラー「うむ、これから忙しくなりますな、2021の冬アニメが見られなくなるのは残念ですが」
ヒュンケル「ゆるキャン△の二期は録画になるな……」
バラン「ログホラの二期もだな…」
バーン「……」
バーン「やはり出陣は来年に」
ハドラー「バーン様!?」
(おしまい)
誰かが私の代わりに書いてくれる分には大歓迎です
ではまた、いつかどこかで
おつかれさまやで
長い間本当にお世話になりました。